パーマをかけたヘアデザインってとっても柔らかくてナチュラルで素敵ですよね。
スタイリングも楽になるってよく聞くし、とりあえずパーマかけてみよっかな。
ってそこのあなた!パーマをかけてももしかするとスタイリングが楽にはならないかもしれないですよ!
このスタイリングが楽になる問題、実はあなた次第なところが大きいのです。
それってどういうこと?私はどっちになるの?の疑問を解決しましょう。
パーマをかける目的
まずパーマをかけるときって必ず目的がありますよね。
とりあえず訳も分からずパーマをかけるって、そんな美容師さんもいないし、やられるあなたも困っちゃいます。
パーマには大きく分けて3つの目的があります。
ウェーブ、カールのデザインを楽しみたい
一般的にパーマっていうと一番ピンときやすい理由がこれです。
毛先をワンカールさせて内巻きにするスタイルはナチュラルなオフィススタイルにぴったり。
全体に大きく巻いたような質感だとまとめればキレイに、崩せばラフにみせられていいですよね。
強めのカーリーなスタイルは個性を出すのに最適です。
地毛の質感だとできないようなヘアスタイルにするためにかけるパーマですね。
ボリュームを出すためにかける
特にショートヘアにかけるパーマです。
ペタッと潰れてしまう頭頂部や、どうしても膨らみがつきにくい後頭部に大きめにこそっとパーマをかけておくことで、いつもの自分にはないふんわり感が手に入ります。
なじませるためのパーマ
髪の毛が直毛すぎてもみあげや襟足、前髪がどうにも肌になじまない方っているんですよね。
そんな方には毛先が少し柔らかく馴染むくらいのパーマをかけてあげると、ヘアスタイルがキュッとしまって素敵です。
本当は全部パーマがなくてもできること
目的を考えて見ると、これ全部本気で時間をかけてスタイリングすればパーマをかけなくてもできてしまうことなんです。
ただそれをするには時間もかかる、技術も必要、道具も必要。
とにかく面倒臭いってことですね。
毎朝全力で髪巻きますか?ブローしますか?
美容師の僕がいうのもなんですが、僕はできません。
<h3>パーマ最大の利点は時短にある</h3>
パーマはその面倒臭い髪型を毎朝仕上げることを簡単にすることができる。というのが最大のメリットです。
一生懸命カールアイロンで巻いてたのが、くるくるしながら乾かしたらそれっぽくなった!
ボリュームを出すのに頑張ってブローしてたけど、手でさらっと乾かしたらふんわりした!
この面倒臭い工程がなくなるだけで理想のヘアスタイルにもっと気軽になれるようになるんですね。
仕上げはしないとキレイにならない
ストレートヘアでも、ウェーブヘアでもそうですが、美容室はヘアスタイルの土台を作り、ご自宅で日々のスタイリングはしていただきます。
もちろん、できるだけ簡単にキレイになるようにさせてはいただきますが、毎日の仕上がりはお客様に託すしかないのです。
お出かけ前にメイクをするように、髪にも少しだけ時間をかけて欲しい。というのが美容師としての僕の本音です。
ささっとスタイリング剤をつける。
軽く湿らせてドライヤーを入れ直す。
前髪だけちょっと巻いてみる。
なんでもいいんです。少しだけでもいいんです。
ただ、何もしないはなかなかキレイにはなりません。
パーマもそう、かけたから楽になるのではなく、楽に仕上げられるようにかけてあるのです。
だから少しだけ、パーマを生かすスタイリングをしてみてください。
パーマは楽?そうでもない?は自分次第
パーマをかけることで、スタイリングはぐっと楽になります。
ただそれはあくまでも仕上げをしていただける。という前提での話。
何もしたくないからとりあえずパーマかけようかな。という方は、きっと楽にはならないです。
なんとなく髪がぽさっと揺れてるだけ。
まずは顔にメイクをするように、髪にも手間をかける習慣をつけてみましょう。
そうすることでぐっとヘアデザインの幅も広がり、パーマでより楽に楽しめるようになりますよ。