よしキレイにスタイリングができた!
と思ってもなんか頭頂部にぴよぴよと立ち上がるいやらしい髪の毛がいる。
そう、アホ毛です。
そんな気になるアホ毛がなにもので、どう対処するのが正しいのか。
お勧めのケアアイテムはあるの?
そんなお話です。
アホ毛ってそもそも何であるの?
そこにあるとなんだか気になるアホ毛。
一度気になってしまうとなんとなくずっと気になるし、あってありがたいことなんて何一つないですよね。
ではそんな可愛くないアホ毛っはそもそも何であるのでしょうか。
物理的な力で千切れてしまった
もしあなたがハイトーンカラーをしていたり、結構な頻度でパーマをかけていたりすると、髪の毛自体の強度は確実に健康な状態よりも下がっています。
そんな時に強い力で引っ張ったりだとか、過度にこすったりだとか、ヘアアイロンなどで長時間高熱を与えたりしてしまうと髪の毛が切れてしまう可能性があるのです。
それが頭頂部の方でできてしまうと、その髪はアホ毛になってしまいます。
頭皮トラブルでキレイに伸びなかった
ケースとしてはそんなに多くはないですが、気をつけたいのがこのパターン。
髪は毛穴の中にある毛母細胞というところで生成されます。
髪はその根元で作られて毛先に向かって押し出されてゆきます。
睡眠不足、過度のストレス、食生活の乱れ、過度の喫煙などから何かしらのトラブルが起きていて、もし髪が正常にできていない(例えば通常よりも細い、髪の中身がスカスカになっている)時期があったら。
その部分がある程度伸びた時に切り取り線のようになり、そこからぷつっと切れてしまう可能性もありますよね。
また、頭皮の湿疹などで一時的に抜けてしまい、他の部分よりも伸びてきた時に短い髪が目立ちやすくなる恐れもあります。
伸びかけの髪
これはとても単純でただ単に生えてきた髪の毛という可能性です。
私たちは平均で10万本の髪の毛が生えています。
その髪が伸びたり、抜けたりを常に繰り返しています。
大体一つの毛穴の生えてから抜けるまでの周期は女性で4〜6年、男性で3〜5年と言われています。
では、平均で毎日どのくらいの髪が抜けているかあなたはご存知ですか?
50〜100本の髪が毎日抜けているそうです。100本って聞くとなかなかですね。
でも髪がなくなることってないですよね。ということは毎日同じだけの新しい髪が生えてきているのです。
毎日100本がどこかしらから生えて伸びている。ということは頭頂部にもそれなりに短い髪はあって当たり前。
その短い髪がアホ毛として目立ってしまっている。というパターンです。
どう対策するべき?
原因がわかったところで上記のそれぞれについてこうするといいですよ。
というお話を進めましょう。
髪は優しく扱いましょう
1つ目の 千切れてしまっているパターン
健康な髪の毛一本を引きちぎるのに必要な力はおおよそ150g程度の力が必要だそうです。
髪の毛10本あれば1,5lのペットボトルが持ち上がるくらい髪って実は強いものなんです。
しかし紫外線や薬品(カラー、パーマ等)でダメージを受けた髪はそこまでの強度がなくなります。
また熱によるダメージは毛髪強度を下げる大きな要因になります。
さらに、濡れている状態ではさらに強度が低下することも覚えておいてください。
髪をとかした時に引っ掛かったから無理やり引っ張る。
極端に強い力でタオルドライをする。
ヘアアイロンを180度以上で何秒も同じところに当て続ける。
などの行為は切れ毛を作る行為につながりやすくいので避けるよう気をつけましょう。
本来は強度のあるものなので敏感になりすぎる必要はありませんが、髪は優しく丁寧に扱うことが大切ですね。
頭皮環境が美しい髪を作る
2つ目の頭皮トラブルからくるパターン
先ほども少し触れましたが、髪は毛穴の中にある毛母細胞で作られています。
毛穴は頭皮にありますよ。ということは、頭皮の環境は髪の健やかな成長にダイレクトに影響を及ぼします。
脂っぽいのも、乾燥しすぎているのも、結構がよくないのも、清潔な状態を保てず常在菌のバランスが崩れていることもよくありません。
睡眠、食事、喫煙、ストレスなどをうまくコントロールできればそれに越したことはありませんが、なかなかこの現代社会ではそううまくもいきませんよね。
顔と同じく頭皮にもオイリーや、ドライ、敏感などタイプがあります。
その方にあったシャンプー剤やスキャルプローションなどを適切にご使用いただくのがまずは頭皮との付き合い方の一歩めだと思います。
美容師は、髪のプロです。
美しい髪のためには頭皮についても勉強をしています。
あなたが信頼できる美容師さんに出会っているのなら、相談してみるのが良いでしょう。
ただ、今現在もうトラブルが出ているようであれば皮膚科に行くことをお勧めします。
スタイリング剤で抑える
3つ目の伸びかけの髪の毛のパターン
ドライヤーで抑えるという方法もあるのですが、そんなことができるのであればおそらくこのページまでたどり着いていないですよね。
なので、ワックスなどのスタイリング剤で抑えてしまうというのがオススメです。
僕はお客様にもハードワックスをほんの少しを推奨しています。
お勧めなのはこちら
ルベル トリエ エマルジョン8
50ml ¥1,600(税別)
何がおすすめってこの商品はポンプ式なので量の調節がとても簡単。
つけすぎちゃってベタベタになる心配がないのが嬉しいところ。
1プッシュを指先の方でよく伸ばし、気になるアホ毛を撫でるだけでだいたい納まりますよ。
もしくはこんなのも
ミルボン エルジューダ ポイントケアスティック
15g ¥1,500(税別)
あほ毛専用マスカラっていう感じの商品ですね。
気になるアホ毛を狙って付属のブラシでなでつけるだけ。
つけたてはちょっと質感が出ますが、乾けば自然と収まる優れものです。
マスカラサイズだから持ち運びがしやすくお化粧直しついでにチェックできるのも嬉しいですね。
最後に
ここまで原因やその対策についてお話ししてきましたが、逆にやって欲しくない、やってはいけないことについても少しだけお話しさせてください。
これだけはやめて
やりがちなのですが絶対ダメなのがこれです。
気になるから抜く
髪が多いから大丈夫、なんて言っているあなた。全然大丈夫じゃないからしっかり聞いてくださいね。
まず、あほ毛が気になる部分ってどこでしょうか。
頭頂部、分け目、前髪あたりですよね。
次に髪を抜くとどのような弊害があるか、ということについてです。
髪は一つの毛穴から3〜5本生えています。
しかし、抜いたときの衝撃で毛母細胞が傷つきその毛穴から髪が生えて来なくなる可能性があるのです。
昔眉毛を抜きすぎて生えて来ないって人は身近にいませんか?
それも同じ現象ですね。
頭頂部、分け目、前髪のあたりの髪が生えて来なくなる可能性がある。。。。
恐怖です。
絶対やめてください。
まとめ
どうしても気になるアホ毛ですが、髪の成長のために必要なものもあれば、不必要に作ってしまうものもあるのですね。
美しい髪を、髪型を保っていくためには毎日の習慣がとても大切なものになってゆきます。
不必要なアホ毛は作らない。
必要なアホ毛はスタイリング剤で抑える。
正しく付き合ってストレスなく美髪を目指しましょう。